シーテックヒロシマ、乗務中の船員向け配送サービスの実証実験開始

シーテックヒロシマ、乗務中の船員向け配送サービスの実証実験開始

軽貨物輸送事業者と連携、日用品の調達容易に

海運領域のシステム開発などを手掛けるスタートアップのシーテックヒロシマ(広島県呉市)は5月17日、中国地方を中心に軽貨物輸送を展開するNSB(広島市)と連携し、乗務中の船員に荷物を届ける配送サービスの実証実験を始めたと発表した。

期間は5月16日から8月15日まで。乗務中は特定の住所を持たないため、なかなか船員に荷物を届けられなかったという課題の解決を目指す。

実験は広島市を起点として、山口県徳山市〜広島県福山市の間で実施。シーテックヒロシマが荷物と運送業者をマッチングし、NSBが当該箇所まで配送する。

足りなくなった日用品を指定された時間に、着港予定の港へ配送する。着港できなかった場合はシーテックヒロシマで保管するか、もしくはNSBが別の港へ配送することが可能。膨らみがちだった輸送コストを抑え、船員に対して荷物が届かないことへの不安を解消できると見込む。

(藤原秀行)※写真はシーテックヒロシマ提供

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