マクセル、物流など用途向け電池のラインアップ追加

マクセル、物流など用途向け電池のラインアップ追加

長期間使用可能な高出力の薄形フレキシブルタイプ

マクセルは5月19日、医療・ヘルスケアパッチや物流管理タグなどに適し、安全性と環境負荷に配慮した長期間使用可能な高出力の薄形フレキシブル電池「Air Patch Battery Ⅱ(エアーパッチバッテリーⅡ)」を開発したと発表した。


Air Patch Battery Ⅱ(左)物品管理タグ(ラベル)での使用イメージ(右)(マクセル提供)

新製品はIoTやウェアラブル機器向けボタン電池、コイン電池、小型ラミネート電池などでマクセルが約半世紀培ってきた材料技術と製造技術に安全性技術を融合、発展させた電池。2018年11月8日に発表した医療・ヘルスケアパッチ向け電池「Air Patch Battery」シリーズのラインアップ追加となる。

Air Patch Batteryシリーズは現在サンプル出荷中で、量産は2023年度を予定している。

Air Patch Batteryは特に安全性と環境負荷に配慮した、高エネルギー密度の電池。体温や血糖値などの生体情報のモニタリングや、インスリン、鎮痛剤などの薬剤投与に用いられる医療・ヘルスケアパッチに適している。

今回開発した新製品は医療・ヘルスケアパッチに加え、物品の位置情報、使用状況や温湿度などを管理するための物流管理タグなどにも適しており、本電池をラインアップに加えることで、より幅広い用途に対応が可能になるとみている。

5月25~27日に東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2022(WTP2022)」に出展する。

(藤原秀行)

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