全国で「中継輸送」拠点開設後押しするサービスを本格展開へ

全国で「中継輸送」拠点開設後押しするサービスを本格展開へ

スペースが2024年問題にらみ、定性・定量的にデータ収集し評価

運送会社を中継地として活用し、全国一斉に中継輸送を実現するサービス「ドラ基地」を手掛けるスペースは5月30日、中継地を事前に利用予約できるサービスをリリースするとともに、中継輸送の実現に向けた実証実験を開始すると発表した。

トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」を控え、中継輸送のニーズが高まると判断、本格的なサービス展開の準備を加速させる。

実験は複数台のトラックが出発地から配送先まで行かず中継拠点で荷物を積み替えて折り返し、その荷物をトラックが出発した地域の配送先まで届ける手法「クロス運行」で実施。中継輸送によって荷物が配送先まで届けられる過程を調査する。2024年の法改正以降を模擬するため、走行距離やドライバーの拘束時間、運用の課題など定性・定量的にデータを収集、評価する。

(藤原秀行)

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