GLRインベストメント、ゴールドマン・サックスと神戸で初共同開発の1.9万㎡物流施設が竣工

GLRインベストメント、ゴールドマン・サックスと神戸で初共同開発の1.9万㎡物流施設が竣工

関西圏広域カバー可能、1区画で大手倉庫会社の入居確定

ジーエルアール(GLR)インベストメントは7月1日、神戸市須磨区で新たなマルチテナント型物流施設「LOGIPORTAL(ロジポータル)神戸弥栄台」が6月30日に竣工したと発表した。

同施設は地上4階建て、延床面積は約1万9000平方メートル(約5770坪)。多くの物流企業が進出している「神戸流通センター」内に立地している。

テナント区画は最大2区画に分割が可能で、最小約9300平方メートル(約2800坪)から利用できる設計を採用している。竣工に先立ち、既に1区画で大手倉庫会社の入居が決定している。

ゴールドマン・サックスグループとGLRが共同で2020年8月に開発用地を取得するとともに、GLRが物流施設の開発プロジェクトからリーシング、竣工後の運営までを担うアセットマネジメント業務を受託し、開発を推進してきた。

同施設はゴールドマン・サックスグループとGLRとが共同で取り組む開発型物流施設としては国内1号案件。建物名称にはGLRのブランド「LOGIPORTAL」を採用した。


施設の外観(以下、いずれもGLRインベストメント提供)

神戸淡路鳴門自動車道の布施畑JCT・ICから約1キロメートルと至近で、神戸市中心部へのアクセスが約20分とエリア配送も可能なことに加え、大阪・京都、中国・四国地方までを網羅する広域配送向けの物流拠点としても活用できるのが強み。

周辺には多くの住宅街が控えるほか、神戸市営地下鉄の総合運動公園駅が徒歩圏内にあるため、労働力確保でも優位性があるとみている。


倉庫内の様子

GLRは今後もリーシングの強みを生かしたアセットマネジメント事業の拡大を目指す。

■LOGIPORTAL神戸弥栄台
所在地 :兵庫県神戸市須磨区弥栄台4丁目1番2
交通  :神戸淡路鳴門自動車道「布施畑」JCT・ICより約1km
     神戸市営地下鉄「総合運動公園駅」より徒歩約18分
敷地面積:9,312.64平方メートル(約2,817坪)
延床面積:19,045.92平方メートル(約5,770坪)
構造  :鉄骨造 地上4階建て
天井高 :有効5.5m
着工:2021年6月15日
竣工:2022年6月30日

(藤原秀行)

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