SGHD、日立物流株を一部売却

SGHD、日立物流株を一部売却

7%超に低下、提携関係は継続と強調

SGホールディングス(HD)は7月1日、保有する日立物流株式の一部を売却したと発表した。

保有分のうち、2.0%に相当する200万株を、立会外取引で売却した。売却完了は7月1日付で、日立物流株式の保有比率は9.8%から7.4%に低下した。

SGHDは株式一部売却で、2023年3月期の連結純利益への影響額が80億円を見込んでいる。

両社は2016年に資本・業務提携し、一時はSGHDが日立物流株式の29%を保有していた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で経済環境が激変、両社が注目していた海外事業で目立った成果を挙げられていないことなどから提携内容を見直し、株式の保有比率を引き下げた。

SGHDは「引き続き提携関係を継続し、事業活動のシナジー創出に向け営業活動の連携、拠点・車両のシェアリングによるインフラの共有化などにより協業を推進していくことで両社の事業成長を目指す」と説明している。

(藤原秀行)

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