JT工場跡地再開発の候補者審査で市に提案
大和ハウス工業は1月28日、福島県須賀川市の日本たばこ産業(JT)工場跡地約8万7000平方メートルの再開発事業に関し、物流施設と工業団地を整備する案を明らかにした。同市が開いた事業参加候補者の第2次審査会で説明した。
計画は敷地を二分割し、東半分に物流施設、西半分に工業団地を設置、企業誘致を進めるとのシナリオを描いている。
災害時の支援物資・備蓄品保管場所として提供することを視野に入れているほか、同社が他の物流施設でも展開している保育施設を導入、働きやすい環境整備に努める考え。
跡地は2017年、同市がJTから約12億7000万円で購入した。第2次審査の結果は2月中をめどに発表予定。
大和ハウスは福島県内では、郡山市でも同様にJTの工場跡地を購入、マルチテナント型の物流施設と工業団地の整備に着手している。
(藤原秀行)