社会実装後押し、グループとの事業連携も推進
商船三井グループでスタートアップ投資を担うCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のMOL PLUSは7月8日、「小規模分散型水循環システム」と「水処理自律制御システム」の開発・提供を手掛けるWOTA株式会社(ウォータ、東京都中央区)に出資すると発表した。具体額は開示していない。
両システムを活用することで、災害時や水が枯渇している地域でも安心・安全に水を使えるようになる。MOL PLUSはWOTAが将来、世界の水問題解決に大きく寄与することに期待している。
MOL PLUSは今後、小規模分散型水循環システムの社会実装へWOTAと連携するほか、旅客船へのWOTA製品導入といった商船三井グループとの事業連携も推進する。
出資先概要(MOL PLUS提供)
WOTAは製品として、災害時などに仮設シャワー施設として活用できる可搬型の水再生処理プラント「WOTA BOX」、水道不要の水循環型手洗いスタンド「WOSH」などを展開している。
(藤原秀行)