CO2排出量50%以上削減目指す、バイオ燃料やEV利用など
DHLは7月12日、英国の人気ロックバンド、コールドプレイ(Coldplay)のワールドツアーで、楽器や舞台装置などを環境に配慮しながら輸送する取り組みに協力すると発表した。
「Music Of The Spheres Tour」(ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ツアー)で輸送時のCO2排出量を従来比50%以上削減する目標を設定。先進的なバイオ燃料の使用により海上・航空輸送でCO2排出量を減らすほか、陸上輸送はEV(電気自動車)やバイオLNG(有機廃棄物から作られた液化天然ガス)を燃料とするトラックなど、様々な輸送車を活用する。
さらに、ツアーの全公演で、風力や太陽光などの再生可能エネルギーとバイオディーゼルにより生み出した電力を活用。会場のスタジアムには最先端のキネティック(運動エネルギー)・フロアやパワーバイクを通じて、ファン自らが作り出すエネルギーを取り入れる。
また、コールドプレイはチケット1枚の販売につき1本の木を植え、様々なカーボンオフセットへの投資を通じて、ツアーで発生する以上のCO2を排出しないことを約束する。
写真提供:@StevieRaeGibbs
(藤原秀行)