ESR、埼玉・久喜の物流施設内託児所で従業員の子供向けに夏休み限定学童スクール開催

ESR、埼玉・久喜の物流施設内託児所で従業員の子供向けに夏休み限定学童スクール開催

英語学習に注力、無料で開校

ESRは7月26日、埼⽟県久喜市で開発した物流施設「ESR久喜ディストリビューションセンター(DC)」内の託児所スペースを利用し、夏休み限定の「ESR学童スクール」を7⽉25⽇に開校したと発表した。


(左上)託児所スペース「バーンクラブ久喜」の外観 (右上・下 2 枚)開校初日の7月25日の様⼦(ESR提供)

物流業界の労働⼒不⾜への対応として、ESRは「HUMAN CENTRIC DESIGN.(⼈を中⼼に考えたデザイン)」を基本理念に掲げて物流施設を開発。その一環として、延床⾯積10万平方メートル以上の物流施設に託児所スペース「BARNKLÜBB(バーンクラブ)」を設置し、施設で働く従業員の子供にバイリンガル教育など質の⾼い教育・保育環境を提供することに努めている。現在、バーンクラブは合計7施設に設置、2施設で建設中。

「ESR学童スクール」は久喜DC 内のバーンクラブを活⽤し、久喜DCのテナント企業従業員の子供を対象に2018年の夏休み限定で初めて開校した。保護者から好評で、テナント企業へのヒアリング調査でもニーズが⾼いため、今年は2回⽬のESR学童スクールを開校することにした。

今年は久喜DCのテナント企業従業員の4歳児から⼩学6年⽣の子供を対象に、8⽉19⽇までの間、参加費無料で開校している。

ESR学童スクールの運営は保育事業運営サービスを手掛けるジョイサポに委託。ジョイサポは既に千葉・市川と兵庫・尼崎の物流施設のバーンクラブ運営も担っている。ジョイサポの学童スタッフが2~3人常駐し、各⽇午前・午後のコンテンツごとに専⾨の講師が担当。英語コンテンツは毎⽇設けており、外国⼈講師1人が常駐し、基本的なコミュニケーションは英語で⾏っている。

今回は203人(4歳児11人、5歳児14人、⼩学生1年生41人、2年生40人、3年生63人、5年生34人)の申し込みがあったという。子供は期間中、好きな⽇数通うことが可能。

ジョイサポ独⾃の英語カリキュラムと英語教育に定評があり、学童事業も⾏っているECCとも提携したカリキュラムを併⽤し、外国⼈講師による英語レッスン、⼯作やアートなど、子供が楽しく英語⼒や想像⼒を育めるような様々な英語コンテンツを⽇替わりで提供する。

このほか、現役の俳優で演出・脚本家の⼩林英樹⽒による演劇教室「Kids Theater Class」を通じて、創造⼒・表現⼒・⾃⼰肯定感・受容⼒・他社理解などを育み、トランポリンやマットなどの体操教室では楽しみながら運動能⼒の向上を⽬指す。さらに、⽇替わりのリクリエーションを⾏う朝の会と夏休みの宿題の時間は毎⽇設け、学習習慣も⾝につくプログラムにするよう配慮している。

ESR学童スクールは来年春に「市川DC」で開校するほか、他の物流施設への展開も検討していく予定。

(藤原秀行)

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