連携促進、配送や回収の依頼など可能なスターターアプリも提供
バイク便などを展開しているセルートは8月3日、配送したい荷物と運び手を仲介するマッチングアプリ「DIAq(ダイヤク)」に関し、EC事業者向けにAPIドキュメントを全面公開したと発表した。
今後は会員登録などの手続きを行わずに、「DIAq API 開発者ポータル」で仕様情報を確認できる。導入を検討している開発者がメーンの対象だが、誰でも自由に閲覧が可能。
【開発者ポータル】
https://api-doc.dia-9.com/
DIAqの配送イメージ
併せて、以前から「システム開発を最小限に抑えて、スモールスタートで運用したい」「ECサイトとの連携だけでなく、来店されたお客様のご自宅への配達を依頼できるインターフェースがほしい」といった要望が多数届いていたのに対応。開発不要で配送や回収の依頼、依頼内容の編集などを行えるウェブアプリ「スターターアプリ」の提供も開始した。
スターターアプリは契約プランを問わず、全てのDIAq API ユーザー企業が使える。
スターターアプリの機能(いずれもセルート提供)
DIAqは「アンカー」と呼ぶ配達員の登録者数が7月時点で1万人を突破。自転車で通学する学生、買い物に行く主婦、出前の原付から個人事業主のプロドライバー、バイク便ライダー、メッセンジャーまで、多種多様な人たちが「移動時間」や「空き時間」を使って荷物を運んでいるのが特徴。
開発者ポータルは今後、サンプルコードなどのコンテンツを追加・公開していく予定。各種ASPカートとの連携機能、EC-CUBEプラグイン(4.1系)についても現在準備中という。
(藤原秀行)