物流現場の作業効率と品質向上を後押し
安川電機グループのYE DIGITAL(YEデジタル、旧安川情報システム)とデジタルピッキングシステム国内最大手のアイオイ・システムは8月9日、物流現場の作業効率や作業品質向上に向け、パートナーとして共同で取り組むと発表した。
物流倉庫内のオペレーション全体の最適化を支援するYEデジタルの倉庫自動化システム(WES)「MMLogiStation」とアイオイの小口仕分けシステムSAS(シャッターアソートシステム)を連携させ、仕分けやその前工程の保管設備、仕分け後の搬送まで円滑に進められるようにする。物流倉庫全体の作業効率・作業品質向上が可能になると見込む。
SAS(アイオイ・システム提供)
アイオイのSASを「MMLogiStation」のプラグインでスピーディーに倉庫へ導入できるようにし、仕分けミスを限りなくゼロに近づける。仕分け前工程のAGV(無人搬送ロボット)棚搬送システムやパケット型保管設備といったGTP(棚搬送)システムとSASが連携することで、ピッキングと仕分け作業を同時に実現できるようになり、作業の効率化が進むと想定している。仕分け後のオリコンIDや荷物の情報もWESで管理しており、梱包工程で活用することが可能。
(藤原秀行)