成長加速狙い
運送事業者のDXを支援するスタートアップのascend(アセンド)は8月10日、組織デザインや人材育成に関する研究機関として文部科学省の認定を受けているMIMIGURI(ミミグリ)の共同創業者ミナベトモミ氏を、組織開発の顧問として招聘すると発表した。
組織変革などのコンサルティングの経験が豊富なミナベ氏の力を借りて企業の競争力の源泉とも言える組織開発により一層注力し、企業としてのミッションの達成に向けて、成長を加速させていくのが狙い。
ミナベ氏とascend・日下瑞貴代表取締役(ascend提供)
MIMIGURIは「CULTIVATE the CREATIVITY(創造性の土壌を耕す)」をミッションに掲げ、Creative Cultivation Model(CCM)の理論開発やコンサルティング事業、メディア運営事業を展開。経営モデルの確立と体系化について研究開発を進めている。
ミナベ氏は早稲田大学第一文学部ロシア語ロシア文化専修卒業。家電メーカーPdM/GUIデザインを手掛けた後、DONGURI創業、2021年3月にミミクリデザインと経営統合したMIMIGURI のCO-CEO(共同最高経営責任者)に就任。大企業の事業開発/組織変革や、メガベンチャー・ソフトウエア組織に対する統合コンサルを主に手掛けている。
ミナベ氏は「私自身、長くTech領域の事業開発に携わる中で、主要成功要因は組織づくりにあると感じています。また企業規模拡大後もスケールし続けるTechの特徴は、初期フェーズであっても組織文化/設計をアセットと捉え、飽くなき探究をすることにあると考えています。アセンドは、事業領域の大きなポテンシャルとともに、チームづくりへ熱狂的なコミットメントのある企業と感じています。結果としてミッションに対して全員一丸となりながら、それを裏付ける土壌づくりが成されており、私自身も多くの学びを感じています。今回顧問に就任するに当たり、ともにタフな企業づくりに挑戦していけることにワクワクしています」とコメントしている。
(藤原秀行)