双方のサービス利用者に相互提案、事業拡大図る
サカイ引越センターと住宅や商業施設の補修などを手掛ける東証スタンダード上場のキャンディルは8月12日、資本・業務提携すると発表した。
引越運送事業における強みを有するサカイ引越センターと、建物のメンテナンス(修繕・改修・維持・管理)事業を得意とするキャンディルが、それぞれの経営資源を相互に活用し、次世代サービスの構築につながる中長期的な取り組みを進めることで、両社の事業拡大と発展の推進を目指す。
具体的には、キャンディルグループが展開する修繕・改修などの顧客に引越運送の利用を働き掛けたり、引越利用者にキャンディルのサービスを紹介したりすることなどを想定している。今後、両社による提携推進委員会で具体的な内容を詰める。
併せて、サカイ引越センターが8月15日付で、市場外の相対取引でキャンディル株の27.51%(議決権ベース)を投資ファンドの新生クレアシオンパートナーズ2号投資事業有限責任組合から約13億1400万円で取得、筆頭株主となる。キャンディルはサカイ引越センターの持分法適用関連会社に該当する予定。
(藤原秀行)