コンテナなど最大6段積み可能
中国系のロボットメーカー、シリウスロボティクスの日本法人シリウスジャパンは8月26日、ピッキング作業を効率化するAMR(自律走行ロボット)の新たなタイプ「FlexPorter(フレックスポーター)」を、9月13~16日に東京都江東区有明の東京ビッグサイトで開催される「国際総合物流展」で初めて公開すると発表した。
シリウスのAMRはピッキングする商品が収められた棚の場所に最短距離で自律移動。スタッフはタブレット端末に表示された指示通りに商品を取り出し、ロボットのコンテナに収めると次の商品の場所へ誘導するとの流れだ。
積載重量が50キログラムの「FlexComet(フレックスコメット)」と100キログラムの「FlexSwift(フレックススウィフト)」を既に市場投入済み。新たに開発したFlexPorterは積載重量300キログラムに対応可能で、シリウスジャパンはより重量物の商品を取り扱ったり、大量の仕分けが発生していたりする物流現場に向いているとみている。2時間の充電で最大8時間の稼働が可能。ピッキングした商品を収めるコンテナなどを最大6段積みできる。
シリウスジャパンは併せて、専用のアプリストアからアプリをスマートフォンにインストールすると、AMRに様々な機能を追加できるようにしていることも明らかにした。
FlexPorter(シリウスジャパンウェブサイトより引用)
(藤原秀行)