民事再生法の適用申請した日本ロジステックの負債額、151億円に拡大

民事再生法の適用申請した日本ロジステックの負債額、151億円に拡大

帝国データ、外部への不正支払い発覚起因で資金繰り行き詰まったと説明

帝国データバンク(TDB)は8月31日、民事再生法の適用を東京地裁に申請、経営破綻した日本ロジステックが同日、保全・監督命令を受けたと発表した。

同社の申し立て時点の負債は債権者約370人に対して、総額約151億318万円という。

TDBによると、日本ロジステックは2022年3月期に売上高約405億6900万円を計上。しかし、今年8月に入って外部への不正支払いが発覚し、実態解明を行っていた中、主要取引先からの仮差し押さえにより銀行口座から入出金できない状況となり、事業の運転資金が使えなくなったため、8月31日の支払いが困難になったという。

同時に、主要取引先から売掛金の支払いを拒否されたこともあって資金繰りが行き詰まり、民事再生法の適用申請に追い込まれたという。

(藤原秀行)

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