生み出した電力活用、燃費向上やCO2排出量削減など見込む
福岡運輸ホールディングス(HD)は9月5日、グループ会社のナガサキロジスティクス(長崎県諫早市)が、大型冷凍車のボックス屋根に太陽光パネルを設置し、生み出した電力を冷凍装置稼働に用いる実証実験を8月下旬に開始したと発表した。
ナガサキロジスティクスの所有する大型冷凍車(25トン)に太陽光パネル4枚、トラック下部にチャージコントローラーをそれぞれ設置。ダイナモの負担軽減に伴う燃費向上(約5%改善)、CO2排出量削減、バッテリーの寿命延長を見込んでいる。
チャージコントローラーによりデータ通信を行い、太陽光パネルの発電量を随時、確認できるようにした。実験を通じ、実用化できるかどうか可能性を探る。
太陽光パネルを搭載した大型冷凍車(福岡運輸HD提供)
(藤原秀行)