物流など向け車両普及を後押し
リース大手のJA三井リースは9月22日、台湾塑膠工業(台湾プラスチック)グループで電気自動車(EV)の企画・開発・製造・販売などを担うスタートアップのASFに出資したと発表した。具体的な出資額などは開示していない。
ASFは工場を持たず外部に製造委託するファブレスメーカー。佐川急便と小型EVの共同開発を進めるなど、物流分野の脱炭素化に注力している。
ASFが開発中の小型EV車両(JA三井リース提供)
JA三井リースは、中期経営計画「Real Change 2025」の重点取り組みとして「モビリティ関連事業への進出」を、サステナビリティ経営の重点取組として「脱炭素に向けた再生可能エネルギー普及とトランジション促進」をそれぞれ掲げている。ASFの持つ先進的なEV開発力に加え、同社が構想する再生可能エネルギーを活用したEVインフラ関連ビジネスの将来性を高く評価し、出資を決めた。物流などの領域向けのEV普及拡大を後押ししたい考え。
ASFの会社概要
社名 | ASF株式会社 |
事業所所在地 | 東京都中央区内神田3丁目22番3号 IM内神田ビル11F |
設立日 |
2020年6月 |
資本金 | 13億4605万円 |
代表者 | 代表取締役 社長 飯塚 裕恭 |
事業内容 | 電気自動車の企画、開発、製造及び販売、バッテリーリース事業 |
URL | https://www.asf-ev.com/ |
(藤原秀行)