米フェデックス、厳しい経営環境踏まえコスト削減へ航空便本数抑制や日曜の一部業務停止など実施を公表

米フェデックス、厳しい経営環境踏まえコスト削減へ航空便本数抑制や日曜の一部業務停止など実施を公表

25年までに累計5600億円目指す、料金値上げも

米フェデックスは9月22日、2025年までに累計で40億ドル(約5600億円)のコスト削減を目指す方針を公表した。

欧米やアジアでインフレが続き、インターネット通販の伸びが鈍化していることなどから経営環境が厳しさを増しているのに対応する。2023年には22億~27億ドル(約3100億~約3800億円)のコスト削減を予定している。

具体策として、航空貨物便の運航本数削減、日曜の一部業務停止、一部オフィスの閉鎖などを想定している。

併せて、値上げも実施。23年1月2日から宅配などのサービスの料金を平均6.9%引き上げる。貨物輸送については6.9~7.9%の上昇を想定している。

フェデックスが同日公表した22年6~8月期決算は、荷物の取扱量減少などで純利益が前年同期比21%減の8億7500万ドル(約1230億円)にとどまった。

(藤原秀行)※写真はフェデックス提供

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