累計29.55億円、国内量産組み立て工場の建設などに充当へ
商用車のEV(電気自動車)開発などを手掛けるスタートアップのEVモーターズ・ジャパン (北九州市)は9月30日、シリーズCラウンド(経営安定期)として、第三者割当増資でアイティーファーム、EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合、FFGベンチャー投資事業有限責任組合第2号、みずほリース、三井住友信託銀行、山梨中銀SDGs投資事業有限責任組合の6社から計12.3億円の資金を調達したと発表した。
EVモーターズ・ジャパンは8月にも6億円の資金調達を公表していた。同日時点で全ラウンド合計の資金調達は総額29.55億円に達した。Cラウンドの資金調達は継続している。
調達先
今回の資金調達は、シリーズCラウンドとして前回の8月31日の調達と同様、現在受注している案件の仕込み資金や、今後想定される大量受注の案件などへ対応するための国内商用EV量産組み立て工場の建設資金、EV市場のニーズに的確に応えるための試作車両・デモ車開発の研究費、組織体制の強化などに充当する。
強固な商用EV量産体制の構築と車両ラインナップの拡充を図り、ゼロエミッション社会の実現への貢献を目指す。
(藤原秀行)※いずれもEVモーターズ・ジャパン提供