中長期に資産規模5000億円目指す
農林中央金庫とJA三井リース、JA三井リース建物は9月30日、資産運用会社の「農中JAML投資顧問」(NJIA)が私募リート「農中JAMLリート投資法人」の運営を開始したと発表した。
私募リートはオフィスビルや商業施設、住宅、物流施設を中核に据え、幅広い不動産を投資対象とする総合型。安定的な不動産収益を求める投資家ニーズに応えるとともに、農林中金およびJA三井リースグループの多様な顧客が抱えるCRE(企業不動産)戦略のニーズにも対応する。
当初の資産規模は約146億円(4物件)で、運用開始5年以内をめどに1000億円規模、中長期では5000億円規模への拡大を目指す。
私募リート概要
商号 |
農中JAMLリート投資法人 |
運用形態 |
非上場オープンエンド型不動産投資法人 |
執行役員 |
山下 和典 |
設立日 |
2022年7月11日 |
運用開始日 |
2022年9月30日 |
投資対象 |
総合型(オフィス・賃貸住宅・商業施設・物流施設 等) |
資産運用会社概要
商号 |
農中JAML投資顧問株式会社 |
代表取締役社長 |
山下 和典 |
設立日 |
2021年9月15日 |
所在地 |
東京都千代田区神田小川町三丁目9番地2 |
株主 |
農林中金(70%)JA三井リース(30%) |
農林中金はメーンスポンサー、JA三井リース、JA三井リース建物は共同スポンサーの立場で、それぞれが持つ不動産投資・開発の実績やノウハウを活用し、NJIAとともに私募リートの安定的な成長を一体となって後押しする。
(藤原秀行)※いずれも3者提供