郵船ロジ、自社混載によるバングラデシュ発日本向けダイレクト海上貨物輸送サービス開始

郵船ロジ、自社混載によるバングラデシュ発日本向けダイレクト海上貨物輸送サービス開始

貨物紛失などのリスク低減、CFSのセキュリティも強化

郵船ロジスティクスは10月4日、バングラデシュ・チッタゴン港発東京・神戸港向けに、自社混載によるダイレクト海上貨物輸送サービスの提供を10月に開始すると発表した。チッタゴン港~シンガポール・ポートケラン港間はフィーダー輸送となる。

従来、バングラデシュ発LCL(混載貨物)サービスは、CO-LOAD によるシンガポール港やマレーシア・ポートケラン港からのリコンソリデーションが主流だった。貨物紛失やダメージなどの恐れがあるほか、スケジュールの把握が困難との問題を抱えていた。

同社はアパレル貨物を中心とする輸送需要の高まりを受け、自社混載による新サービスを開発した。

新サービスで船社のトラッキングシステムからスケジュールを確認できるようになる。さらに、経由地におけるリコンソリデーションはなく、コンテナごとに積み替えを行うため、盗難やダメージなどのリスク低減につながるほか、リードタイムを大幅に短縮することも可能とみている。

併せて、CFSは港湾地区特有のものではなく、チッタゴン港に隣接した同社契約倉庫を活用。24時間監視するCCTVカメラが90台以上設置されているほか、併設された同社事務所に専任スタッフが常駐することでセキュリティーを強化。高品質な物流サービスを提供する。

(藤原秀行)

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