日本テレマティーク、アルコールチェック管理クラウドサービスの提供開始

日本テレマティーク、アルコールチェック管理クラウドサービスの提供開始

「白ナンバー」規制強化に対応

NTT東日本と伊藤忠商事が共同出資し、ITを活用したソリューションの開発を手掛けている日本テレマティーク(NTI)は10月4日、道路交通法施行規則の改正に伴い、「白ナンバー」の事業者におけるアルコール検知器を用いた飲酒チェックの義務化が予定されていることを受け、クラウドで飲酒チェックの管理を行うサービス「アル検くん」の提供を10月1日に開始したと発表した。

昨年6月に千葉県八街市で発生した白ナンバートラックの飲酒死傷事故を受け、白ナンバーの事業者もアルコール検知器を用いた飲酒チェックが義務化される予定。政府は当初、10月1日の施行を計画していたが、アルコール検知器の供給が需要に追い付いていないため、施行は当面延期されている。

一方、今年の4月からは安全運転管理者による目視チェックとその記録の保存(1年間)の義務化は既に始まっており、管理者の負担は増加傾向にあるため、新サービスの開発に踏み切った。

新サービスは専用のスマートフォンアプリを使ってアルコール検知器のチェック結果を運転者情報とともにクラウドへ自動記録し、管理者は運転者と通話しながらクラウド画面上で承認を行えるため、管理者の負担軽減に役立つと見込んでいる。飲酒を検知した場合は事前に設定していた宛先へメールで警告を発する。

アルコール検知器の寿命に揃えて1年半の契約期間のモデルを用意。その他の期間も相談を受け付ける。管理者・運転者の人数に応じた複数IDプランを4パターンそろえている。

対応機種(アルコール検知器)

(藤原秀行)※いずれも日本テレマティーク提供

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