片岡オート、トラックのボディ売買サイト運営を開始

片岡オート、トラックのボディ売買サイト運営を開始

避難場所や保管庫などへの活用促し、物流業界のSDGsに貢献目指す

中古トラックの販売・輸出を手掛ける片岡オート(兵庫県三木市)は10月11日、不要になったトラックのボディを所有する企業や人と、必要とする人を近隣地域で仲介するマッチングサイト「トラボディ」の運営を同日開始したと発表した。ボディの有効活用を後押しし、物流業界のSDGsへの貢献を目指す。

半導体不足の影響などからボディメーカーの生産は追いついておらず、中古ボディの需要は高まりつつある。その一方、不要になったボディは新しい買い手を見つける手段も少なく、仮に見つかったとしても配送コストがかさむため、そのまま廃棄されるケースが多い。廃棄の際は環境への影響も懸念されるため、マッチングサイトの提供に踏み切った。

自然災害時に雨風を防ぐ避難場所、大きな荷物や農作物の保管庫、飼育小屋、事務所などに使える。実際、1995年の阪神・淡路大震災の時にはトラックのボディが避難場所として使用されたという。

(藤原秀行)※いずれも片岡オート提供

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