パナソニックグループの宅配ロボなども獲得
経済産業、総務、文部科学、厚生労働、農林水産、国土交通の各省と一般社団法人日本機械工業連合会は10月12日、共同で開催した「第10回ロボット大賞」の受賞結果を公表した。
全112件の応募の中から、以下の通り、各賞を選出した。
▼経済産業大臣賞
「モバイルロボットLD/HDシリーズ」 オムロン
▼総務大臣賞
「水空合体ドローン」 KDDI総合研究所、KDDIスマートドローン、プロドローン
▼文部科学大臣賞
「toio(トイオ)」 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
▼厚生労働大臣賞
「hinotoriサージカルロボットシステム」 メディカロイド
▼農林水産大臣賞
「自動収穫ロボットを活用した再現可能な農業の実現」 AGRIST
▼国土交通大臣賞
「切羽作業を機械化する山岳トンネル施工ロボット」 大成建設、前田建設工業、古河ロックドリル、マック
▼中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)
「惣菜盛付ロボット『Delibot』」 コネクテッドロボティクス、TeamCrossFA
▼日本機械工業連合会会長賞(2件)
「X-Area ロボット配送サービス」 パナソニック ホールディングス、Fujisawa SSTマネジメント
「ケーブル認識用3DビジョンセンサーKURASENSE(クラセンス)」 倉敷紡績
▼優秀賞(社会インフラ・災害対応・消防分野)
「トンネル点検システム『iTOREL(アイトーレル)』」 東急建設、東京大学、湘南工科大学、東京理科大学、小川優機製作所、菊池製作所
▼優秀賞(ICT利活用分野)
「小規模土木工事現場のICT施工(SMARTCONSTRUCTIONRetrofit、SMARTCONSTRUCTIONQuick3D、SMARTCONSTRUCTIONDashboard)」 EARTHBRAIN
▼優秀賞(ビジネス・社会実装部門)
「介護用パワーアシストスーツJ-PAS fleairy(ジェイパスフレアリー)」 ジェイテクト
▼優秀賞(研究開発部門)
「力制御可能な全身人型ロボット『Torobo』」 東京ロボティクス
▼記念特別賞
「アザラシ型メンタルコミットロボット『パロ』」(第1回ロボット大賞優秀賞受賞) 知能システム、国立研究開発法人産業技術総合研究所、マイクロジェニックス
▼記念特別賞
「移動ロボット用の小型軽量な測域センサURGシリーズ」(第1回ロボット大賞優秀賞受賞) 北陽電機
ロボット大賞は日本のロボット技術の発展や社会実装を促進するため、ロボットの先進的な活用や研究開発、人材育成といった様々な分野で優れた取組を実施した企業などを表彰している。2006年度に第1回を開催し、08年度からは隔年で開いている。
表彰式および合同展示は以下の通り。
表彰式
日時:令和4年10月19日 10時30分から12時00分
場所:東京ビッグサイト 西4ホール内 メインステージ
受賞ロボット等の合同展示
日時:令和4年10月19~21日 10時00分~17時00分
場所:東京ビッグサイト 西3ホール「Japan Robot Week2022」内「第10回ロボット大賞」合同展示ブース(小間番号J-01)
(藤原秀行)