雨水タンク設置し建物内で利用、地元産木材の床板など身近な資源を活用
生活クラブ生活協同組合(滋賀)(本部・滋賀県守山市)は10月19日、新たなセンターを同市内に開設し、10月10日に配送をスタートしたと発表した。
新本部センター全景
生活クラブ滋賀は2021年6月に組合員数が3000人を超え、現在も順調に増加。物流量をはじめ事業が拡大したことから本部兼配送センターを新築・移転した。
新センターは配送センター機能を持たせるだけでなく、生活クラブ組合員も集まることができる場所にした。生協で扱う品物の試食会や生産者との交流会ができるキッチン付の集会室を設けるとともに、子どもを連れて気軽に各種イベントに参加できるようにするための託児室を併設している。
託児室の床板は地元・滋賀県産の木材を使用し、壁は漆喰を採用。内装のコンセプト作成には組合員が参加、決定した。
雨水タンクを設置し、雨水をトイレ、センター内の清掃、洗濯に活用。今後は太陽光発電のパネルを設置することも構想している。組合員らが食や環境を学べる拠点となることを目指す。
会議室
雨水タンク
床板と漆喰を塗る前の託児室
床板の設置や漆喰塗は生活クラブ組合員自身で実施した
■新本部センター 概要
・住所:滋賀県守山市水保町1172番地1
・敷地面積:600坪
・建物について:
1階:倉庫とトラックヤード(17台分)
2階:事務所、キッチン付き会議室(定員80人)、託児室
※会議室はパーテーションで区切り、2部屋にして使用可能。
※雨水タンクを設置。トイレ、清掃、洗濯に使用。
(藤原秀行)※いずれも生活クラブ生活協同組合(滋賀)提供