郵船ロジスティクスが日系企業で唯一、香港機場管理局推進プロジェクトに参画

郵船ロジスティクスが日系企業で唯一、香港機場管理局推進プロジェクトに参画

中国華南地区からフィーダー船で直接香港国際空港へ乗り入れ

郵船ロジスティクスは10月20日、日系フォワーダーで唯一、香港機場管理局が推進する新たなプロジェクト「エアポートシティ」に参画し、中国華南地区から香港国際空港までフィーダー船を使った航空貨物輸送サービスを開始したと発表した。

香港政府の空港管理機関、香港機場管理局(Airport Authority Hong Kong、AAHK)は香港国際空港を新たなランドマークにし、経済発展の促進を目指す「エアポートシティ」プロジェクトを推進している。今年3月には広東省東莞市にある物流園区、東莞虎門総合保税区に香港国際空港の拠点を設立。香港国際空港のレギュレーションの下、総合保税区で輸出航空貨物を検量、ラベリング、通関手配した後、フィーダー船で香港国際空港へ直接輸送し、航空機に搭載する新たなソリューションの提供が可能になった。

併せて、2025年までに輸入も含めた輸出入一体のオペレーションを行うことを目指している。

郵船ロジスティクスは香港当局から認証を得た唯一の日系フォワーダーとしてプロジェクトに名を連ねている。昨今不足しているクロスボーダートラックの代替手段としてだけではなく、恒常的なルートとしてフィーダー船を活用することで安定したスケジュールを実現し、東莞を経由して香港国際空港から世界中へ貨物を届ける。


香港国際空港ビルでAAHKの担当者らと撮影に加わる郵船ロジスティクスの原秀則執行役員(右から6人目)。その右隣りはAAHK Executive Director of CommercialのCissy Chan氏(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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