【現地取材】物流施設で近隣の小学生向けに「エコ・ワークショップ」初開催、夏でも涼しい家作りにチャレンジ

【現地取材】物流施設で近隣の小学生向けに「エコ・ワークショップ」初開催、夏でも涼しい家作りにチャレンジ

大和ハウスが千葉・流山で実施、地域共生に注力

大和ハウス工業は9月17日、千葉県流山市で開発した大型物流施設「DPL流山Ⅳ」で、地元の子ども食堂「みんなの食堂【あつまれ西深井の森】」(新川北部地区社会福祉協議会)と連携し、同施設の近隣に住む地元の小学生を対象としたイベント「こどもエコ・ワークショップ」を開催した。

「夏でも涼しくて気持ちいい、エコな家」をテーマに設定し、子供たちが自ら考えて家の模型を製作。自然の気候を生かした家作りを通じ、SDGsの重要性を学んでもらった。イベントの後には物流施設内を見学、物流施設の大きさなどを体感した。

こうした地域共生のための「こどもエコ・ワークショップ」は既に各地で開いているが、物流施設で実施するのは初めて。立地する地域の人たちの役に立つような活動を展開し、物流施設を身近に感じてもらうとともに、存在意義をより深く理解してもらう契機にするのが狙いだ。同社は今後、他の物流施設でも同様の子供向けイベントなど地域向け活動を積極的に実施することを想定している。


「DPL流山Ⅳ」の外観(大和ハウス工業提供)


イベント会場

プロが「これはすごい」と称賛

イベントには約10人の小学生が参加。親と一緒に「DPL流山Ⅳ」を訪れた子どももいた。冒頭、大和ハウスの担当者が日よけや風の通り道を作るなどのヒントを披露。その後、参加者は机の上に配布された敷地と骨組みに用いるボール紙などに加え、屋根と壁になる色紙などの材料を自分で選び、涼しい家づくりにチャレンジ。1時間弱、思い思いの家を組み立てた。

屋根に大きな開口部やアーチを設けて風が通り抜けやすくしたり、家のそばに樹木を立てて日陰ができるようにしたり、窓にすのこ(ブラインド)をかけて強い日差しを防いだりと、様々な驚きのアイデアが飛び出し、参加者がそれぞれオリジナルの家を作り上げた。参加した住宅のプロの大和ハウス社員からも、あちこちで「これはすごい」などと驚きの声が挙がっていた。


思い思いに、涼しい家づくりに没頭


材料は何を使おうかな


個性たっぷりの涼しい家ができました!

ワークショップの後は、大和ハウスの担当者に続いて「DPL流山Ⅳ」の中を見学。総延床面積が東京ドーム約7個分に相当する32万㎡超の施設内の長い車路を歩くなど、巨大なインフラを実体験した。

イベントに協力した地元の学習塾アトラス千葉塾の矢口輝美代表は「最初から大和ハウスの方が全部(準備作業に)入ってくれて、どういう形で子どもたちのためのことができるのかを考えてくださった。これからも子供の学びの場を提供していただきたい。ここが地域の憩いの場になっていってほしい」と評価。

イベントを準備した大和ハウスプロパティマネジメントの佐藤慎一取締役は「参加されたお子さんが皆さん喜んでくださって本当にうれしい。家作りのアイデアもたくさん出て非常に驚いた。かなりの手ごたえを得たので、地域の方々との交流を物流施設でも広げていきたい」と述べた。

物流施設開発を担う大和ハウス東京本店建築事業部の村上泰規副事業部長は「初めての取り組みだが、全国でこういう活動を展開していきたい。ESG活動のうち、S(社会)の部分は当社だけではできないので、ぜひ地域の皆さんに評価いただけるような開発を心掛けていきたい」と意気込みを語った。


みんなで物流施設内を見学


楽しかった!最後に記念撮影

(藤原秀行)

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