エンジン不正で生産に支障、資金繰り万全に
日野自動車は11月1日、三菱UFJ銀行と同日付で2000億円のコミットメントライン(融資枠)設定に関する契約を締結したと発表した。
契約は個別の金融機関と契約するバイラテラル(相対型)方式で、期間は2025年3月末までの約2年半。無担保・無保証となっている。
日野自動車はエンジンの排気ガスや燃費の性能に関する認証取得で不正行為を長年続けていたことが発覚。信用が大きく失墜し、大量生産に不可欠な型式指定を国土交通省に取り消され、生産に支障をきたしている。
コミットメントラインの設定で、資金繰りに万全を期したい考え。
(藤原秀行)