Shippio、メルカリなど歴任のライアン・オコナー氏をCTOに招聘

Shippio、メルカリなど歴任のライアン・オコナー氏をCTOに招聘

国際貿易効率化支援サービスの機能拡充狙い、グローバル展開も

Shippioは11月18日、メルカリ傘下で物流の企画などを手掛けるメルロジの元CTO(最高技術責任者)、Ryan O’Connor(ライアン・オコナー)氏を自社のCTOに招聘、11月に就任したと発表した。

貿易関連業務を包括的に効率化するクラウドベースのシステム「Shippio(シッピオ)」の機能拡充を図るとともに、グローバル進出を目指した開発組織体制の強化を推進する。

ロシアのウクライナ侵攻に端を発した資源価格高騰などの影響で、国際物流の混乱が続く中、Shippioが手掛けている、本船動静の自動更新や見積もり・発注など、国際物流領域のデジタル化・業務効率化の需要はさらに高まると判断。システム開発などで実績を積んできたオコナー氏を招き、事業体制の拡充を目指す。


オコナー氏(Shippio提供)

オコナー氏は「国際物流網は産業変革を真に必要としています。単なる自動化ではなく、業界を根幹から変えるような技術革新が必要なのです。Shippioはその課題解決に向けて正しい道を歩んでおり、世界的な大企業を目指せると思い、この度参画しました」とコメントしている。

同氏は2001年よりDivXでビデオ圧縮技術について経験を重ねた後、米国西海岸の複数のテック系スタートアップを経て、2011年にウォルマートラボに入社。12年に楽天のグローバルマーケットプレイス領域を担当し、新サービスのグローバルローンチを開発面でリード。19年、メルカリのLogistics and Customer Journey Campsのエンジニアリング責任者として、日本での物流ビジネスに注力。21年メルロジのCTOに就任した。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事