「レベル4」解禁で利用加速と想定、安全性・信頼性向上後押し
日本航空(JAL)とプロドローンは12月14日、ドローンを利用した安全な航空運送の実現を目指し、技術協力に関する基本合意書を締結したと発表した。
このうち技術協力については、JALグループで航空機整備を手掛けるJALエンジニアリング(JALEC)が担う。
12月5日にドローンが都市部上空を目視外飛行する「レベル4」が解禁されたのを受け、物流などの領域でドローン利用がさらに進むことが見込まれる。同時に、従来以上に機体の製造、整備や運航などに関する安全性、信頼性の向上が求められている。
航空機とドローンは「安全に着陸できる地点まで飛行を継続する」ための設計や整備の考え方で類似性を持ち、高度計など使用される部品にも親和性があるため、JALECとプロドローンはJALECの安全運航に対する知見や航空機整備で培った技術力とプロドローンの持つ機体開発力を組み合わせ、新しい社会インフラと期待されているドローン市場の発展に寄与していきたい考え。
◆両社による技術協力の内容
(1)ドローン製造、整備に関する連携・協力
(2)ドローンの安全技術向上ならびに航空局認証取得に関する連携・協力
(3)その他ドローンに関する相互連携・協力
(藤原秀行)※いずれもJAL提供