CBRE、全国の物流施設PM管理面積が100万坪に到達

CBRE、全国の物流施設PM管理面積が100万坪に到達

国内トップと説明、付加価値向上へ業務DX化促進

シービーアールイー(CBRE)は12月21日、物流の施設管理(プロパティマネジメント、 PM)に関し、全国の管理面積が100万坪を達成したと発表した。

一層の受託獲得に向けて、業務のDX化を促進する計画。

EC市場伸長による物流施設需要の拡大や物流セクターに新規参入するプレーヤーの増加を受け、同社の物流施設管理受託数は年々増加。特に2020年以降は10%の受託拡大が続き、今年7月に受託面積は前年同期比で12%増加、100万坪台に到達した。

11月末時点では108万8072坪に上っている。同社は物流施設の受託面積がサードパーティサービスプロバイダーでトップになったとの見方を示した。

CBREのPM部門は物件の付加価値向上につながるサービス強化のため、ESGに配慮した施設開発の提案と業務効率化や管理・運営費用の適正化を図るための体制見直しを実施。

併せて、2021年以降、導入を進めた「管理受託物件の請求書電子化」をはじめ、電子印による書類の削減、AIによる検針業務のデジタル化など属人的な作業を見直し、自動化を進めることで、業務品質の向上に取り組んでいるという。

また、独自の物件管理/レポーティングシステム(開発中)を活用し、施設管理に関わるデータを蓄積・分析、オーナー・テナント双方に対して付加価値の高いサービスがスピーディーに提供できるプラットフォーム構築を目指す。

(藤原秀行)

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