「レベル4」解禁受け、青梅市で4.8km飛行
東京都は12月21日、政府が有人地帯上空でドローンが目視外飛行する「レベル4」を12月5日に解禁したのを受け、都内におけるドローン物流サービスの早期社会実装を目指し、山間地域の生活利便性向上へドローンによる小売商品の配送プロジェクトを東京都青梅市で実施すると発表した。
プロジェクトは佐川急便やイームズロボティクス、日本気象協会、サンドラッグが参加。三菱総合研究所もサポートしている。
PCやスマートフォン、電話で注文があった日用品や市販医薬品、食品などをドローンに搭載して空輸。活用の有効性を検証するとともに、2023年度の早期に「レベル4」の飛行実証を実現させたい考え。飛行距離は約4.8kmを計画している。
併せて、プロジェクトの期間中、地域の小学校で児童を対象としたドローン物流に関する教室も開催、理解を深めてもらう予定。
(東京都など提供)
プロジェクトは2023年の1月11日から2月10日にかけ、午前11時ごろから午後4時ごろまでの間、1日当たり最大5往復を予定。飛行時刻は当日の天候や準備状況を勘案して決める。
(藤原秀行)