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テラドローン、ドローン活用したタンク点検サービスをシンガポールでも提供目指す

テラドローン、ドローン活用したタンク点検サービスをシンガポールでも提供目指す

オランダなど5カ国で展開済み、石油メジャー対象にデモ会開催

テラドローンは9月13日、石油メジャーのエクソンモービル、シェル、シェブロンなどに対し、超音波を使った板厚検査(UT)が可能なテラドローン独自の「UTドローン」を活用した板厚検査のデモ会をシンガポールで開催したと発表した。

テラドローンはこれまでオランダをはじめ5カ国でUTドローンを活用したタンクの点検サービスを展開してきた。シンガポールの案件は今回が初めて。今後、5カ国以外にも事業展開していきたい考えだ。

デモ会はタンクの検査をドローンで行うことを想定。ドローンでは初めての技術となる、タンクの表面を壊さず板厚点検が可能な超音波探傷機能を搭載した自社製のUTドローンを使用し、タンクの表面を表現した板に対して実際に板厚検査とデータの解析を行った。


デモ会の様子(プレスリリースより引用)

使用した機体はオランダの特許を取得した、センサーと測定面の間に塗布する接触触媒(カプラント)ディスペンサーを搭載。飛行中でも探触子にカプラントを供給できるため、効率的に検査を進められるのが特徴。併せて、3つの高精度カメラも搭載しており、飛行中のドローンが撮影している映像や測定したUTグラフを地上から即時に確認することも可能。

タンクの目視検査は法律で義務付けられており、石油会社などは必ず定期検査を実施している。⼈⼒による従来の検査方法は、空にしたタンク内を検査員が直接調査するための足場を組む必要があるなど、定期検査は時間と⾦銭のコスト負担が⼤きく、足場からの落下などの事故の危険も伴っていた。

目視点検と板厚検査を行うドローンによるタンク点検が普及すれば、足場を設けることなく、検査期間を10分の1に短縮できる上、コストカットにもつながると見込まれる。テラドローンは検査時の安全性が高まり、労働衛生環境も向上できるとみている。

(藤原秀行)

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