ベンチャーのトルビズオンと業務提携
ドローン(小型無人機)開発を手掛けるエアロネクスト(東京)は2月26日、水平輸送用ドローンによる荷物配送の実証実験を今春、福岡市で行うと発表した。
投入するドローンは機体の重心を制御し、安定して飛べるようにする同社開発の技術を導入。同社は日本で初の都市部におけるドローン配送実験になると説明している。
同社は併せて、ドローンの飛行支援を手掛けるトルビズオン(福岡市)と業務提携したことも明らかにした。トルビズオンはドローンのユーザーと土地の所有者が、上空の使用権を取引できるウェブサービスを運営。第三者が持つ土地の上も問題なくドローンを飛ばせるようにし、産業利用の後押しに取り組んでいる。
今後は両社が連携し、物流などへのドローン応用を加速させることを目指す。
業務提携したトルビズオンの増本衛代表取締役(左)とエアロネクストの田路圭輔代表取締役CEO(両社提供)
(藤原秀行)