中国・広州に続き、ECの伸びなどに対応図る
フェデックス コーポレーションの子会社のフェデックス エクスプレスは2022年12月21日、シンガポールの南太平洋地区ハブに、AIを搭載した貨物仕分けロボットを導入したと発表した。
輸送業務のデジタル化とスマートな物流ネットワークの構築を目的とした同社の継続的な取り組みの一環。
スタティスタのデータによると、世界の倉庫自動化市場は2030年までに510億米ドル（約6兆9000億円）を超え、22～30の年平均成長率は14.8％になると見込まれている。さらに、UnivDatos Market Insightsの調査結果では、新興国におけるECやヘルスケア関連の物流の成長に伴い、アジア太平洋地域の倉庫自動化産業の市場シェアが大幅に拡大すると予測されている。
フェデックスは22年初めに、中国・広州のフェデックス中国南部EC貨物仕分けセンターでも同様のロボットアームを採用した。シンガポールのプロジェクトは、シンガポールにおける航空産業発展と成長を支援するシンガポール民間航空局（CAAS）の主要な取り組みの1つ、航空開発基金の支援を受けている。
（藤原秀行）
