供給体制強化図る
中国のEV(電気自動車)大手BYD(比亜迪)の日本法人BYD Auto Japanと三菱倉庫は1月12日、完成車と物品の物流に関する業務委託契約を締結したと発表した。
三菱倉庫はBYD Auto Japanが日本で展開する乗用車事業に関連し、車両の入港から整備、国内輸送、アフターパーツの保管・全国配送まで、物流業務を包括的に担う。
その一環として、両社は1月10日、日本で高品質かつ安定的なEVの供給を実現するため、横浜市の大黒ふ頭に、内外装や走行性能などの納車前点検を行うBYD Auto JapanのPDI(Pre-Delivery-Inspection)センターを開設した。
BYD Auto Japanが有するEVのラインアップと、三菱倉庫が持つ自動車関連物流の拠点やノウハウを組み合わせ、日本のユーザーのニーズに応える高品質で安定的なEVの供給体制を構築する。
PDIセンターでの点検の様子(いずれも両社提供)
(藤原秀行)