商船三井、西日本初のLNG燃料タグボートが完成・引き渡し

商船三井、西日本初のLNG燃料タグボートが完成・引き渡し

高速航行力生かして大型貨物船のエスコート業務など担う

商船三井は2月28、大阪湾で運航を予定している液化天然ガス(LNG)燃料タグボート「いしん」が完成・引き渡されたと発表した。同27日に神戸港中突堤で竣工引渡式が行われ関係者が多数出席した。

同船は金川造船(神戸市)が建造を手掛け、商船三井グループの日本栄船(同)が運航する。LNG燃料は大阪ガスから堺泉北港にて供給を受ける。大阪湾や瀬戸内海を航行する大型貨物船などのエスコート業務、入出港作業を担う。大阪湾および西日本でLNG燃料タグボートが就航するのは初めて。

主な概要は総トン数247トン、全長43.6メートル、航海速力16.4ノット以上。ヤンマー製の最新型船舶用デュアルフューエルエンジン2機を搭載しているほか、着脱可能なLNG燃料タンクを船尾側暴露甲板上に設置して燃料供給時と整備点検時の利便性を高めたのが特徴だ。

(鳥羽俊一)



画像は商船三井ニュースリリースより

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