実務者を招待、企業・業種の垣根超えた情報交換を後押し
プロロジスは1月19日、様々な企業による共同輸送を後押しするワークショップ「共同輸送コミュニティ」を開始したと発表した。
荷主企業の実務責任者を招待し、企業・業種の垣根を越えた共同輸送の実現に向け、必要な情報交換や成功・失敗事例の共有ができるようにした。
(プロロジス提供)
プロロジスは2018年、物流事業者や荷主企業を対象とした「コンサルティングサービス」を開始。物流面で抱える課題の解決をサポートしており、今回のワークショップもその延長線上と捉えている。「共同輸送コミュニティ」を活用し、中立的・第三者的立場で旗振り役を担うことを目指している。
「共同輸送コミュニティ」には、プロロジスの物流施設を利用している食品・飲料メーカーや、電化製品メーカー・卸、教育・玩具メーカーなどに勤務する7社・8人の実務責任者が参加。月に1度、全6回のワークショップでは共同輸送のスペシャリストを講師に迎え、知識の習得や参加メンバー同士の課題の共有、実践と個別フォローの機会を提供する。
さらに、コミュニティの参加中だけでなく、その後も物流の未来について語り合い、切磋琢磨できる人的ネットワークの形成に寄与することを想定している。
■「共同輸送コミュニティ」ワークショップカリキュラム
テーマ | 内容 | |
第一回 | オリエンテーション | メンバー自己紹介/共同輸送マッチングの心得 マッチングに向け揃える情報 |
第二回 | プロフィールを準備する | 共同輸送マッチングシステムの登録・利用方法 |
第三回 | マッチングするコツを学ぶ | マッチング状況の各自発表/ディスカッション |
第四回 | マッチング後の業務を知る (ケーススタディ1) |
外部講師による事例紹介/ディスカッション |
第五回 | 運用開始後の障壁と対策 (ケーススタディ2) |
外部講師による事例紹介/ディスカッション |
第六回 | クロージング | 講座を通しての学び、自社の変化について発表 |
(藤原秀行)