エニキャリ、フランス発冷凍食品専門店「ピカール」の店舗間輸送を自転車で開始

エニキャリ、フランス発冷凍食品専門店「ピカール」の店舗間輸送を自転車で開始

コスト5割減、必要な店舗へ適時適量の在庫配達可能に

エニキャリは1月19日、イオングループのイオンサヴールが展開しているフランス発の冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」向けに、在庫不足の店舗へ近隣の店舗から在庫を移動させる店舗間移動の代行を自転車便で2022年12月16日に開始したと発表した。

配達事業者の自転車便による在庫移動は国内初の取り組みという。今回、同社配達員が自転車で店間移動を行うことで、宅配事業者などのクール便利用時と比べて4〜5割の配送コスト低減につながると見込んでおり、スピーディーな在庫補充が可能になると期待している。

店舗在庫の欠品による機会損失を解消し、売り上げに貢献。エニキャリは冷凍食品・チルド食品領域における自転車を活用した店舗間の在庫移動モデルを構築し、「自転車配送によるカーボンフリーな次世代配送モデル」の実現を目指す。


(エニキャリ提供)

自転車便ならではのスピーディーな移動が可能。配達依頼完了から最短30分で移動先店舗へ届け、在庫欠品による機会損失を解消する。プティピカールなど在庫不足の店舗へ、近隣の店舗から1回当たり750円程度の配送料で、エニキャリ配達員が自転車で商品を移動させる。保冷保温バッグを利用し、冷凍状態を保つよう努める。

一般的なクール便が1800〜2500円程度(3辺合計100〜140cmの場合)に対し、エニキャリの自転車便の配送料は1回650〜850円程度(最大3辺合計130cm程度)になる見込み。配送料は距離や代行内容により変動する。

まずは港区や渋谷区の店間移動から始め、対応店舗を東京23区全域に順次拡大していく方針。

(藤原秀行)

その他カテゴリの最新記事