SkyDrive、兵庫県と「空飛ぶクルマ」実現に向け連携協定締結

SkyDrive、兵庫県と「空飛ぶクルマ」実現に向け連携協定締結

大阪府・大阪市に続き、大阪・関西万博にらみ社会受容性向上など図る

「空飛ぶクルマ」や物流ドローンの開発を手掛けるSkyDriveは1月24日、兵庫県と空飛ぶクルマの実現に向け、連携協定を同日付で締結したと発表した。

開発と社会実装に協力して取り組み、科学技術の発展とイノベーションの創出、地域活性化、産業振興、防災・減災、2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成を推進する。


連携協定を締結した兵庫県の齋藤元彦知事(左)とSkyDriveの福澤知浩CEO(最高経営責任者)

今後、空飛ぶクルマの機体や事業の開発へ検証を重ねるとともに、情報を積極的に発信して社会受容性を高め、他の企業との連携も目指す。

兵庫県は大阪・関西万博を見据え、産業政策などを中心に関西をはじめ、日本の成長・発展を牽引していくための様々な施策を実施することを目標に設定。その一環として空飛ぶクルマの社会実装を掲げ、社会受容性の向上、事業開発支援などを進める構え。

同社は大阪・関西万博開催時に大阪ベイエリアで空飛ぶクルマを使ったエアタクシーサービスの実現を目指している。2021年9月には大阪府・大阪市と「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を結び、大阪ベイエリアで空飛ぶクルマの実現するため、同様に社会受容性を上げるための活動や実証実験の実施などを推進している。

同社は大阪ベイエリアに加え、関西圏から淡路、瀬戸内と、徐々にネットワークの広域化を目指す上で、ハイテク産業基盤、観光エリアとしての魅力、都市・郊外それぞれの移動需要とバランスが取れている兵庫県は空飛ぶクルマの実装エリアとして理想的であると判断。協定締結にこぎ着けた。


兵庫県での飛行イメージ(いずれもSkyDrive提供)

(藤原秀行)

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