本船動静可視化や書類・情報のクラウド上管理に対応
Shippioは1月25日、昨年9月にベータ版として提供を開始した貿易業務SaaS「Any Cargo」の正式提供を開始したと発表した。
Shippioが直接オペレーションを担っていない貨物の情報についても、同社が運営している貿易業務効率化支援システム「Shippio」に取り込み、現在地追跡などを把握できるようになるのが特徴。
(Shippio提供)
荷主企業にとっては、取り扱っている全ての国際物流案件に関し、一覧での本船動静可視化や貿易書類・情報のクラウド上での一元管理が可能となり、国際物流業務全体の効率化を加速できると見込んでいる。
従来はShippioの「デジタルフォワーディング」利用のシップメントのみ、クラウドサービス利用の対象となっていたが、「Any Cargo」のリリースにより、他社フォワーディング案件に対象を拡大した。
通常、荷主企業が国際物流を手配する場合、複数のフォワーディング事業者への委託と、シップメントごとの煩雑な業務管理が発生する。Shippioは「Any Cargo」の提供で、課題解決を実現したい考え。
(藤原秀行)