商船三井など6社、メタノール利用の内航タンカー開発で戦略的提携

商船三井など6社、メタノール利用の内航タンカー開発で戦略的提携

重油よりCO2最大15%削減、24年竣工目指す

商船三井と商船三井内航、田渕海運、新居浜海運、村上秀造船、阪神内燃機工業は3月11日、メタノールを舶用燃料に使用するエンジン搭載の内航タンカーの開発に向け、戦略的提携を締結することで合意したと発表した。

開発に関しては、経済産業、国土交通の両省が公募した「AI・IoT 等を活用した更なる輸送効率化推進事業費補助金(内航船の革新的運航効率化実証事業)」の採択を受けることが決定している。6社は2024年の竣工を目指す。

メタノールは、船舶燃料の主流となっている重油より燃焼時の排出量を硫黄酸化物(Sox)は最大99%、粒子状物質(PM)は最大95%、窒素酸化物(NOx)を最大80%、CO2を最大15%削減できる見通し。

常温・常圧の液体燃料として極めて優れた特性を持っており、環境負荷の低い燃料として商船三井グループで運航する4隻を含めて外航船で利用が広がっている。メタノールを使う内航船を実現できれば6社が初めてとなる

メタノールはCO2と水素を原料として製造できるため、将来はCO2 の回収・輸送事業を活用し、洋上風力や波力など再生可能資源に由来する電力を利用した水素と合成して製造が可能になる。生み出したメタノールを燃料として再利用すれば、環境循環型のビジネスモデルを構築できるため、排出される正味のCO2 削減につながる見通し。


各社の役割(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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