アマゾンや楽天グループのECへの中継倉庫としても利用可能に
運送や倉庫管理、EC支援、飲食の各事業を展開しているイーロジス(名古屋市)は1月26日、注文の受付から納品までの一連の物流関連業務の流れを全て任せられるフルフィルメントサービスを開始したと発表した。
自社でEC事業を行う場合、一連の業務を自社で手掛ける必要があり、既存事業がBtoBの卸売であったり、メーカーであったりする場合は通常業務とは性質の異なる業務が追加されるため、専任の担当者を新たに用意したり既存業務との調整を行ったりと目に見えにくい負担が多く隠れていることがある。フルフィルメントサービスの提供で業務の負担を軽減するのが狙い。
イーロジスはフルフィルメントサービスをうまく活用してもらうため、FBA(フルフィルメントbyAmazon)やRSL(楽天スーパーロジスティクス)へのリレー倉庫(中継倉庫)としての対応も展開。ラベル貼付、検品、セット組み、外箱変更、販促物・説明書同梱など、フルフィルメントセンターへ入庫させる前の作業をセンター作業費よりも安く実施し、フルフィルメントの良いところはそのままに、デメリットを減らしてEC事業への貢献を図る。
(藤原秀行)※写真はイーロジス提供