出前館とエアロネクスト、ドローン活用した新しい商品流通の仕組み構築へ業務提携

出前館とエアロネクスト、ドローン活用した新しい商品流通の仕組み構築へ業務提携

空輸と陸送のハイブリッド方式、地域導入を共同推進

出前館とエアロネクストは1月26日、ドローンを活用した新しい商品流通の仕組みの構築に向け、2022年12月29日に業務提携契約を締結したと発表した。

ドローンなど先端技術を組み合わせて地域の物流ネットワークを維持する新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」の導入を予定している自治体向けに、出前館アプリを活用した空輸と陸送のハイブリッドによるデリバリーサービスの地域導入を共同で推進する。

具体的には、まずはセイノーホールディングス(HD)とエアロネクストが包括連携協定を締結、スマート物流を開始している福井県敦賀市と茨城県境町から運用をスタート。その後、他の自治体でも3社がタッグを組んで展開し、SkyHubの社会実装を加速していく構え。


SkyHubサービスに使用する日本発の物流専用ドローン「AirTruck」(今後制作予定のデザインであり、イメージ)

出前館は全国47都道府県でシェアリングデリバリーのサービスを展開。エアロネクストはACSLと共同開発したAirTruckを生かし、人口減少に悩む地方自治体の物流機能維持・発展に取り組んでいる。

既に出前館は、セイノーHDとエアロネクストなどが地方で展開しているスマート物流の実証実験にも参加している。提携で結び付きをさらに強化する。

(藤原秀行)※写真はエアロネクストと出前館提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事