自律運航船や避航操船の技術開発などで協業へ
日本郵船は1月30日、AI開発を手掛けるスタートアップのギリアと資本・業務提携契約を締結したと発表した。
両社は自律運航船や避航操船の技術開発などで協業するとともに、日本郵船の営業やバックオフィスなどの部門で業務プロセスにギリアの持つAI技術を導入、DXを推進することを計画している。具体的な出資の額や比率は開示していない。
ギリアは2017年にソニーコンピュータサイエンス研究所などが立ち上げた。現在はみずほ銀行や東京海上日動火災保険などが出資している。
今後、日本郵船とギリアはデジタルエンジニアリング、デジタルツインといった次世代の開発手法や設計に関わる技術領域を強化。自律運航船、新エネルギー活用といった次世代の船舶に関わる、脱炭素を見据えた運航上の技術革新にも取り組む。
(藤原秀行)※写真はプレスリリースより引用