ESR、千葉・市川で首都圏最大規模の物流施設が完成

ESR、千葉・市川で首都圏最大規模の物流施設が完成

延べ床面積22万5000平方メートル、ワンフロアは東京ドーム相当の賃貸スペース

ESRは3月4日、千葉県市川市で新たなマルチテナント型物流施設「ESR市川ディストリビューションセンター」が完成したと発表した。2月21日に現地で工事完了の記念式典を行った。

新施設は地上4階建て、延べ床面積約22万5000平方メートル。首都圏で国内最大規模となる。各階の賃貸面積は東京ドーム相当の約5万平方メートルを確保。上り、下りそれぞれ専用のランプを設け、最上階まで40フィートコンテナのトレーラーが直接出入りできるよう設計している。


「ESR市川ディストリビューションセンター」の外観※クリックで拡大


上空から望む建物の全体像※クリックで拡大

首都高湾岸線の千鳥町ICから4・3キロメートル、東関道の湾岸市川ICから3・0キロメートル。東京都心から20キロメートル圏内に位置している地の利が強みだ。1、2階には空調設備を取り入れている。

同社がかねて重視している理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(人を中心に考えたデザイン)」を新施設でも踏襲。建物の東西2カ所にボルダリング用の壁も取り付けたラウンジを設置して働く人の健康増進にも配慮するなど、働きやすい環境の整備に努めている。近隣にはショッピングセンターが位置している。

託児所も導入、育児中の女性もスタッフとして迎えられるようにした。災害時には地域住民向けに避難スペースとして開放することが可能。


ボルダリング用壁が設けられている東側のラウンジ※クリックで拡大


ユニークなデザインの託児所入り口※クリックで拡大(写真はいずれもESR提供)

(藤原秀行)

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