日野自動車が運営母体のラグビーチーム、酒席でのトラブル報道受け無期限活動停止

日野自動車が運営母体のラグビーチーム、酒席でのトラブル報道受け無期限活動停止

報告にも遅れと謝罪

日野自動車が運営母体を務めるラグビーチーム「日野レッドドルフィンズ」は2月3日、一部メディアで所属選手が酒席でトラブルを起こしたと報じられたのを受け、無期限の活動停止にすると発表した。

併せて、2月4日に予定されていたリーグワン2部の試合は出場を辞退することを決めた。

日野レッドドルフィンズはラグビーのリーグワン2部に所属。週刊文春は2月1日、所属する複数の選手が昨年11月、合宿先の大分県別府市内の飲食店で酔ってグラスや備品を破壊したり、女性店員の体を触ったりしていたなどと伝えた。店員に所属を聞かれると別のチーム名を答える虚偽説明もしていたという。

日野レッドドルフィンズは2月2日、公式サイトで週刊文春の報道を受け「本件については、解決済みであり、守秘の関係もございますため、積極的な公表は差し控えておりました」と釈明。その上で「ファン、サポーターの皆様、スポンサーの皆様、リーグワンや所属する各クラブの関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。また、速やかに問題が生じたことのご報告が出来ませんでしたことに対しましても、重ねて心よりお詫び申し上げます」と陳謝した。

日野自動車は2月4日、「日頃より日野レッドドルフィンズを応援してくださるファンの皆さま、ご支援いただいている多くの関係者の皆さま、現在開催中のジャパンラグビーリーグワンに関わる皆さまに多大なご迷惑をおかけしたこと、そして速やかに問題が生じたことのご報告が出来なかったことに対しましても、重ねて心よりお詫び申し上げます」と謝罪するコメントを発表した。

(藤原秀行)

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