平均10%、コストアップ踏まえ転嫁図る
ヤマト運輸は2月6日、宅配などの届け出運賃を4月3日に改定すると発表した。燃料費や人件費の高騰が続いているため、コストアップ分を運賃に転嫁させる。
同社は「今後の外部環境変化による影響を適時適切に運賃等などに反映させるため、年度ごとに宅急便の届出運賃などを見直す」と説明している。
改定の対象は宅急便、宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便。改定率は平均で約10%となる。
今回は主に消費者が利用する分で、企業が利用している大口の契約分については別途、運賃見直しの交渉を進めるとみられる。
宅急便・宅急便コンパクトの場合、関東→関東の現金決済は610円から650円、60サイズが940円から950円などとなる。
宅配に関しては、先に佐川急便も一般消費者向けの宅配料金を値上げする方針を公表している。
<参考>
宅急便・宅急便コンパクト
例:関東→関東(現金決済)
例:関東→関西(現金決済)
※価格表記はすべて税込
(藤原秀行)