従業員や荷物保護へ「無理に運ばない」姿勢を強調
ニチレイロジグループ本社は2月9日、大雪で相当な被害が予想される場合、従業員らの安全確保と取り扱い貨物の保全を優先するとの方針を明示した。
国土交通省が異常気象時に無理な輸送を物流事業者に強要しないよう、荷主企業に協力を要請していることも踏まえ、あらためて、臨時休業や営業時間の変更、運行中止をする可能性がある場合の基準を説明した。
- 臨時休業や営業時間の変更、運行中止を行う基準
- 鉄道の運休計画が発表されたとき
- 政府、気象庁、自治体から警報・避難情報が発表されたとき
- 高速道路や主要国道が通行止めや立ち往生となったとき
- 台風・降雪などにより物流業務の遂行が困難と判断したとき
- 異常気象時下における輸送の目安(国土交通省通達)
以上のいずれかに該当し、臨時休業や営業時間の変更、運行中止が必要と判断した場合
- 上記1の状況が解消された場合の業務再開手順
- 従業員の安全確認と業務実施人員の確保
- 物流施設、機器の機能と安全
- 交通インフラの機能
以上を確認後、業務を再開
(藤原秀行)