高知県の企業2社と連携、プリセールスや品質保証も実施
パソコンメーカーVAIOの子会社でドローンの産業利用普及促進に取り組むVFRは2月9日、ドローンに関し、プリセールスと販売後のカスタマーサポートや品質保証を行うPC業界と同様のカスタマーサービスの開設に向け、高知県の企業2社と連携を開始すると発表した。
政府が2022年12月、都市部上空でドローンが目視外飛行する「レベル4」を解禁したこともあり、ドローン利用がさらに広がると想定。顧客対応の需要獲得を図る。
サービスパートナーとして、ソフトウェア企業向けにカスタマーサポートセンター事業を展開するSHIFT PLUS（高知市）、高知県を中心にITハードウエアの販売とアフターサービス・ドローン講習までを行うエレパ（同）が参加。2023年3月に具体的な連携を始める予定。
国産のドローンメーカーやサービサーはスタートアップが多く、カスタマーサポートを行うリソースがないことが課題となっている。スタートアップの開発リソースがトラブル対応などもこなしているのが現状のため、課題を解決することで開発スピードを止めることなく、必要な情報を開発や製造委託業者へ適時フィードバックできるよう後押しするのが狙い。
まず3月にカスタマーサポートの基本となる法人専用コールセンターを立ち上げ、ドローンの社会実装を促進し、市場規模の拡大を狙う。
VFRは今後、ローンの量産設計、量産、品質保証、販売サポート、アフターサービスなど、ドローンの社会実装に不可欠なサービスを展開していくことを目指す。
（VFR提供）
（藤原秀行）
